ハリCANE vol.20

2010年 7月30日
<スプライスド・ジョイント編VOL.1>

竿の新ネタ登場! それは、”スプライスド・ジョイント”です。
ご存知の方も、そうでない方もおられると思います。 
昔のイギリスのスペイロッドのジョイントの一種で、斜めにカットした部分を
合わせ、皮ひもでグルグル巻きにして使うというもの。
今は、皮ひもでなく、テープという便利なものを使います。 イギリスでは
現在でもあるブランクメーカーは、スプライスドジョイントのスペイブランクを
作っていますし、世界では数人のビィルダーがスペイロッドに採用しています。 

以前、古いシャープスのスプライスドのロッドは見たことがあったのですが、その時
は全く興味がありませんでした。 それどころか多分、心のどこかで馬鹿にしていた
感さえあったかもしれません。 しかし、ある時を境にその考え方は大きく変わりました。


IMG_1249_convert_20100730062641.jpg

それは、スペイバムの吉田さんから13フィートのスペイロッド拝見させて頂いた時でした。 
手際よくクルクルとテーピングしていましたが、意外とカッコイイ動作に見えましたね。 
ラインは通さなかったものの、素振りさせていただいた時、いきなり後頭部をガーンと一発
ヤラレ、目からは鱗が・・ あまりに軽く、アクションも素晴らしかったからです。 
私は、ワンピースロッドも製作しますので、その感触がワンピースアクションに近い(あるいは
それより良い)と直感しました。

昔のスプライスドジョイントは、その部分はスウェルになっています。 たいていインプリグ
ネーションです。 そして濡らした皮ひもで・・・

皮紐はさすがに、引いてしまいますが、テーピングという現在の手法で、この昔のジョイントが
最も理想的な方式の一つに生まれ変わります。 写真は、シングルハンドロッド。 スプライス
部分は、スウェルではなく敢えてストレートで挑戦。 また、インプリなどにはせずに、普通の
バーニッシュ仕上げ(ジョイント部はオイル)か総オイル仕上げで軽いロッドに仕上げます。 
スペイロッドだけに限ってしまうのは何とも勿体無い。 こんな素晴らしい方式は、一般的な
シングルハンド、マルチピース、ワン&ハーフなどにもどんどん応用したいと思います。 
それが、モダン・スプライスド的発想。 最も斬新でさえあります。 


(注)スプライスドの先端は、完全に尖らせず、丸く仕上げてますので、安全ですよ。

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ハリCANE vol.19

2010年 7月29日

竹フェルール、その誕生秘話。
プロ、アマ問わず竹フェルールが人気の昨今です。
気楽に模倣している竹フェルールですが、ちょっと知っておきたい裏話のご紹介。

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まず竹フェルールは中村羽舟さんと島崎憲司郎さんが世界で最初に考案したものです。
島崎さんは、超一流のフライタイヤーであり、TMCフックのデザイナーとして有名
ですが、非常に優れたフライキャスターであり、またバンブーロッドというものを大変深く
理解されている一人でしょう。 しなやかな竿を追求する中で、金属フェルールではない
方法として竹フェルールは生まれてきました。 つまり島崎さんの釣りのイメージを具現化
する方法として誕生したといってよいでしょう。

中村さんと島崎さんの友人であり、デンマークのロッドビィルダー、ビアネフリースは
その竹フェルールに大変刺激を受けたと思われます。 当時の中村さんの竹フェルールは
後付けタイプで、差込部分(オス)は丸く加工されたものでしたが、ビアネフリースは、
決して中村さんのスタイルを模倣することなく、独自にブランクと一体になった竹フェルール
を考案しました。 逆にそれに刺激を受けた中村さん、島崎さん達は、今までの竹フェルール
に更に改良を加え、6角の竹フェルール考案し、現在に至っています。

中村氏が始めて作り出した竹フェルールは、ビアネフリースという良きライバルの出現で
より進化をとげたというのが実際のところです。また注目すべきは、お互いに決して相手の
真似はしないというプロ意識があったことです。 

プロアマ問わず竹フェルールを作る人が増えてきましたが、彼らの模倣をしていることに
何ら変わりありません。 模倣は自由ですが、決して模倣をしなかった2人のロッドビィルダー
の模倣をさせて頂くわけですから、その裏に、そういった誕生秘話が存在することを心に
刻んでおきたいものです。

・・・と、写真の竹フェルールですが、私の作った3ピースです。 ブランク一体の
ビアネスタイルを模倣させていただきました(汗") 日本発の竹フェルールですが、
聞くところによると、最近、アルゼンチンあたりのロッドビィルダーが竹フェルールの
ロッドを模倣しているとか・・・





ハリCANE vol.18

2010年 7月28日
北海道の釣友Sさんから送られてきた巨大イワナの写真

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もちろん北海道のイワナはアメマス系ですので、朱点はありません。
海から上がるアメマスと川でのみ生息するイワナとでは、斑点の大きさ
が違います。 写真のように小さい斑点のものはイワナと呼んでいます。

ウンチクはさておき、驚くほど巨大です。 70cmオーバーです。 釣りの達人は
たくさんいますがSさんの腕前は半端ではありません。 その彼もこのサイズのイワナには
さすがに驚いたそうです。 とは言っても、どんな大物でも決してネットは使わず、という
より持っていかず、素早く取り込み、写真を撮ったらさっさとリリースします。 
しかし、いくら慣れているとは言え・・・  恐るべし、釣り職人・・・

ハリCANE vol.17

7月22日 

梅雨明けしてからというもの、連日猛暑続きです。 
昔の夏の朝は、もっとすがすがしいものだったと記憶してます。
最近暑いのは、熊谷より館林のようです。 昨日の日本の最高気温は
館林の38.9度だそうです。 オイオイ、館林はここから目と鼻の先だゼ。 
どっちにしてもお隣です。 ここ加須市は、熊谷、館林に隣接して、
いつのまにか、日本で一番暑い場所になってしまったようです。

そうそう、昆虫続きの話になりますが、早朝、犬の散歩で
珍しい物を拾いました。 緑色に輝く光の雫のような昆虫、玉虫が
道に落ちて?ました。

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一昨年も、同じ場所で拾いました。 近くに玉虫の好む木(名前は忘れましたが
)があるのでしょう。 飛んでいる姿もめったに見ませんが、普通は高い所を
飛んでいますので、万一発見したとしても簡単に取れるものではありません。 
虫好きな人ならわかるでしょうが、高嶺の花のような昆虫君なわけです。
ひっくりかえすととコメツキバッタのように死んだふりをしますが、手足を
たたんでじっとしている姿がまた可愛いですよ。夕方、犬の散歩時にはリリース
してあげます。

虫ネタばっかりじゃネーか、と言われそうですが、面白い竿ネタが
そろそろあがってきますので、お楽しみに。


ハリCANE vol.16

7月21日 

ちょっと珍しいトンボの写真です。
沼地の多いこの界隈でも、このチョウトンボが生息する場所は多くありません。

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羽をひらひらさせて蝶のように飛ぶ姿から命名されたそうです。
水の上を飛んでいることが多く、写真を撮るのが難しいのですが、昨日は沼地以外の
場所で発見、大至急カメラを取りに戻りました。 
幸い止まってくれたので接写に成功。 近くに寄っても逃げない可愛いヤツでした。

45年以上も昔の話、東京板橋で過ごした子供時代、一度だけ見かけて追いかけ回した
記憶がセピア色の映像となって思い出されます。

大型ハリケーン15号

7月15日 曇り

今日は、中村羽舟さんと島崎憲司郎さんが遊びに来てくれました。
新作ロッド2本を見せて頂きましたが、イヤー驚く程軽いです。
さすが、羽舟ロッド。 和竿師の強い火入れなくしてこの軽量化は
実現しないでしょう。 しかも、アクションがこれまた絶妙です。
あくまでも私の意見ですが、世界に誇れる日本製6角竿でしょう。

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・・・と、なんでグリップに包帯がと思われる人の為に、ちょっと解説。
過度のフライタイイングで指を痛めている島崎さんが、グリップに包帯することを
思いついたそうです。 やってみると、手にしっくり馴染む為滑らず、グリップは汚れず、
言うこと無し! だそうです。

ハリCANE vol.14

2010年 7月13日 曇り時々小雨 

スペイ用リール。 直径100mm 

IMG_1038_convert_20100713151700.jpg

写真、暗いっスね。 しかし撮り直すのも大変なので、これでアップします。
#3~4用リールをメインに作っているとこのサイズは特大に見えてしまいます。 
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三浦 洋一

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