ハリCANE vol.138

2011年 2月25日

チンバンブー考察

昨日の朝、ウチの迷犬ハクの散歩では、イヌフグリの咲く田んぼの上で
数匹の雲雀が啼いてました。 先日も啼いていて驚いたのですが、その理由、簡単に
分かりましたよ。 カラスが口に藁を咥えているのを見て、ハッと気が付きました。
そうです、鳥の巣作りの時期だったのです。 あの雲雀の啼き方は数十秒と短く、メス
を誘って啼いていたのです。確かにもう春なのですね(笑)

今日はチンバンーを削ります。 チンバンブーとは?

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チンバンブーはトンキンケーンの仲間です。 正式名ではありません。
桐生の中村羽舟さんがこの竹を日本で始めてロッドにしましたが、真竹より軽く、
そしてトンキンケーン独特の弾性も兼ね備えています。 ロッド素材としては
大変面白いものです。 

私は初めて削ります。 昨日はヤスリがけなどして下ごしらえしていましたが、
硬い竹であるのに驚きました。 繊維が大変ネバリがあるということは以前の
ブログに書いたとおりです。 

まず削るにあたって、その性質を知るのには竹片を折ってみるに限ります。 
折るついでですから他の竹も折って比較してみました。 

写真の一番上がチンバンブー、2番目がトンキン、3番目が真竹、4番目は唐竹です。 
こうして見ると、チンバンブーの繊維はトンキンや真竹よりキメ細かいのが分かります。
4番目の唐竹は竹類(以前のブログでは篠類と書きましたが間違えです)ですが、繊維が
毛羽立たずに簡単に折れてしまいました。 唐竹はロッドにしたらすぐに折れてしまう
でしょう。 つまりロッド素材としては失格です。 今度入手予定のロングノードケーン
も勿論折って繊維の状態を確認するつもりです。

さて、チンバンブーロッド完成しましたら後日ブログにてご紹介しましょう。
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ハリCANE vol.137

2011年 2月22日

今日はウチの怖くない番犬ハク4歳の誕生日。 朝の散歩の後、ドッグフードを
与えますが、今日は特別メニューの朝ごはんで嬉しそうでした。 

さて、今日の写真は現在乾燥中の真竹。 

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真竹ならどこの物でも良いというわけではないようです。 古生塊に生える竹が
釣竿にするには最適らしいです。古生代に形成された古生層にはケイ素分が多く、
それを多く含む竹ほど、火入れをすることによりその弾性が増すのです。
この古生層が露出している地域が所々あるそうで、本州で言えば三重、奈良、
和歌山の一部だそうです。 紀州のヘラ竿師は、奈良の真竹を穂先に使用している
と聞いたことがあります。 古い竹林の一番太い竹の、より根元に近い繊維の硬い
部分を削り、合わせ穂を作るそうです。 フライロッドを真竹で作る場合は逆に
根元近くの部分を使うと重いロッドになってしまいますので、軽い軽快なドライフライ
ロッドに仕上げようと思ったら、竹の上の部分を使うと良いそうです。 これはトンキン
ケーンでも言えることで、根本に近い部分で作ると同じ竹でも硬く重いロッドになって
しまいます。


 

ハリCANE 136

2011年 2月20日

ロングノードケーン
ついに節長間1m5cmのロングノードケーンを確保したという連絡を受けました。
現地で私の知人が動いてくれています。 これがその現物の写真。

longnodecane105_convert_20110220195736.jpg

実際には節の真ん中で105cmなので、有効長ではありません。
2ピース、7フィートの天然ノードレスロッドはこれでは足りませんが、
6フィート10インチなら作れます。 残念なことに太さがあまりありませんが、
ロッド製作には十分です。現在もっと長い物を探して頂いています。 現在既に
確保済みは90cmと80cmです。 それらは直径6cmくらいあります。 
同じ種類であるかは不明。 名称も不明。 とりあえずロングノードケーンと呼んで
おくくとにしましょう。 私の現地入りは4月初旬。 ロッド素材として適している
かどうかも分かりません。 ただ、この竹でロッドを作るのが私の念願。 ロッド
としての適不適以前の夢の実践なのです。 まずは行動あるのみ!

ハリCANE vol.135

2011年 2月18日

デプスゲージの話

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デプスゲージはミリ表示の物とインチ表示の物があります。 お客様に
どちらが良いですかと尋ねられることがあります。 どちらでもお好き
な方をお選びするようにアドバイスしますが、一応こう説明を加えます。 
アメリカのロッドはインチ表示ですので、コピー専門であれば、ミリ換算する
必要のないインチタイプが便利です。 将来、コピーだけでなく、オリジナル
テーパーを考えるのであればミリタイプの物が便利ですと説明します。
何故かと言うと、ミリのほうが感覚的に慣れているからです。 例えば
100分の3ミリと言われれば、なんとなく分かりますが、100分の3インチ
と言われたら計算機が必要になってしまいますね(笑)

どちらを選択するかは、自分のやりたい事を考えて判断すれば良いのですが、
残念ながら、メーカーがインチ表示のダイヤルゲージの販売を中止したとの
ことです。 インチ表示が欲しければアメリカから取り寄せるか、日本で販売
しているshopの在庫を探すしかなくなりました。 当店では既に入手不可能と
なっています。

因みに60度ポイントの先端は磨耗しますので、落下等の原因でズレが
生じてしまったらゼロセットし直す必要があります。 そのまま使用します
と、製作したロッドが一律に太くなったり細くなったりします。
ミリ用とインチ用のゼロセットゲージを扱ってますので、それでゼロセット
し直します。 

6角ロッドには60度ポイントを使いますが、4角ロッドには、私は90度
ポイントを使用しています。 5角ロッドには72度ポイントですが、
90度と72度の場合は係数に従って設定しなければなりません。 90度
場合は係数0.5ですが、72度は確か4.15だったかな??

ハリCANE vol.134

2011年 2月16日

プレーニングフォームの話

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もう何年も前の話になりますが、幕張でフライフィシングフェスタが
行われ、私もブースを構え、バンブーロッドメイキングの工具を並べた
ことがありました。 バンブーロッドだけでなく、バンブーロッドを自作
するというブームがアメリカに起り、日本にも受容れはじめていました。

マリオウジネッキ氏やペアブランディン氏なども招かれてのフライフィシング
フェスタでした。 マリオさんがウチのブースが気になるらしく、時間の合間を
見ては私のところにやって来ました。 土日の開催でしたので、2日間の間に
都合10回くらいはウチのブースに訪れて来ました。 そのうちに気心も知れて
色々バンブーロッド製作の話に花が咲いたのでしたが、今でも覚えているのは、
「君のところのプレーニングフォームの材質は何だい?」と聞くのでS45Cだと
言うと、声を低くして内緒話でもするかのように「コールドロールドスチールが良
いよ」とそっと教えてくれました。

マリオさんはそんな具合に人が好く、色々と知識を授けてくれるのです。
ポーランド生まれの英語は分かりやすく、比較的順調に会話をすることが
できました。 私はかねてより疑問だった、アメリカはティップアクションが
主流で、ヨーロッパはコンチネンタルアクションが主流ですが、その理由を
尋ねてみたのでした。 その話しはいずれまた別の機会にでもご紹介すると
しましょう。

ハリCANE vol.133

2011年 1月15日

ブログ1週間以上休んでしまいました。
忙しく自由時間が少ない時は更新する時間を敢えて裂き、自由時間が十分
あると逆に無頓着になるようです(笑)

朝、雪上にてキャスティング練習
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ここ埼玉加須市でも10cmほどの積雪。 しかし昨日は雲雀が鳴いてました。 
去年も1月の雲雀の声に大変驚いたものです。

フライフィシャー誌に名キャスターS氏がでてましたが、チャールス・リッツの
話は面白いですね。 かく言う私も30数年前にS氏にキャスティングレッスン
を受けたことがありました。 スティーブ・レイジェフのスクールにも参加した
ことがあります。 キャスティングは楽しいですね。 私の立場上から言わせて
もらいますと、キャスティングは何と言ってもバンブーロッドのほうが難しい分
だけ面白いですね。

ハリCANE vol.132

2011年 2月6日

O氏のマルチピースロッド新作、久しぶりに登場!

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いかにも登山家らしいマルチピース。 8ピースはさすがコンパクトだ。
竹フェルールで軽快にまとめあげてある。 色合いも良く和風テイストにして
遊び心もあり。 お見事!! 

ハリCANE vol.131

2011年 2月5日

北海道から冬の便り

北海道の友人Sさんが、こんな画像を届けてくれました。

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昨日、雪の残る釧路の川は、風もなく暖かかったそうです。
あまり釣れなかったとだけ書いてありましたが、多分ミッジでライズを釣ったの
でしょう。 雪景色の中のドライフライフィシングなんて、洒落てますね。

ハリCANE vol.131

2011年2月4日  晴天

スプライスド・ロッドの近況報告!

朝の日課は犬の散歩だけではありません。 帰ってきたらキャスティングの
練習を30分程。 夕方にも30分行いますので、1日1時間。 これを毎日。

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スプライスド部分にはセロテープを貼って使用しています。 このロッドで
練習していますが、今だ問題なし。 もうかれこれ3ヶ月くらい貼りっぱなし。 
さすがに端がめくれてきていますが、ぜんぜん緩みません。 スプライスドの
角度に調整が必要ですが、トーナメントロッド、スペイロッド、ソールウォーター
などに適していると思われます。

そろそろロッド製作。 この春は4角ロッド製作もします。 勿論スプライスドも・・

ハリCANE vol.130

2011年 2月3日

昨日は釣りの達人と歓談。 うかつに達人などと呼ぶと怒るのですが、本物の達人。
バンブーロッドを振らせたらこれが人間技かと思わせる。 

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昔は何度か海外にご一緒したものです。 NZ南島のマタウラ川では、有名ガイドのデビット・
マリオールをして「あんな上手い釣り人は見たことが無い」と言わしめたほど。
写真は一緒にモンタナのミズーリ・リバーを釣った時の1枚。

ハリCANE vol.129

2011年 2月2日

ギャリソンさんの火入れについて。

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ギャリソンさんの火入れ、ちょっと弱い気がするんですがね。
176度でティップ5分15秒~6分30秒。 バット6分30秒~8分30。 
この温度でこの時間だと水分が抜けて乾燥するだけ・・・
なんて思ったら大間違いかもしれません。 使っている竹、古そうですよ。
それにアメリカは湿度高くないですからね。


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