ハリCANE vol.307

30, Nov. 2011
THE LAST DAY OF NOVEMBER
11月もいよいよ最終日。 釣りにも行かず、年間10日程度の休み以外は仕事していますが
一年で出来る事がなんと少ないこと。 進歩を求めても進歩は微量です。 しかしいつかきっと
稔りのある日がくることを信じて・・・ 
planing_convert_20111130081031.jpg

画像の園芸用手袋がGOODです。 棘もささりませんし、竹の押さえも良好です。 指サック
ですと、指先を圧迫されますので、どうも苦手です。 仕上げ削りの持ち方は、私の場合は
こんな感じで、人差指を添えて削るのは荒削りだけにしています。 刃が切れればカンナの重量
と腕の重さだけで削れます。 素手で削ることもありますが、何本も削る場合はカンナを持つ手が
痛くなってきます。 カンナのデコボコ形状が手を圧迫するからで、手袋をすると痛みも最小で
済みます。  







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ハリCANE vol.306

25, Nov. 2011

一期一会
実験結果がどうのという話しはもうお終い。 ロッドメイキングは実に楽しいのだ。

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つい夢中になり、手も接着剤まみれ。 なかなか取れないんだなコレが!
自からの手からなる竿と出会う。 生み出した命との一期一会がそこにある。

ハリCANE vol.305

23, Nov. 2011
バンブーロッドはそう簡単に折れない!

ロッドが折れたという話しを結構聞くので、いつも不思議に思っていました。
そんなに簡単にバンブーロッドは折れないですよ」と言いたいですね。
ロッドは管理釣り場でがんがんテストすべきなのです。 ただ、川の管釣りでは
なく、ポンドに限ります。 一日中ホールをかけてのロングキャストで折れる
ようでは、ロッド失格と言うほかありません。 作り手はその程度の使用くらい
では折れたり曲がったりしないロッド作りを目指さなければなりません。
febreak2.jpg

以前のブログで接着剤が破損の原因のひとつではないかと推測しました。
100%確かであると断言出来ませんが、かなり有力な原因の一つであるというのが
私見です。 また節に著しく熱を加えるのも破損の原因の一つかもしれないと思うよう
になりました。 曲がり直しのやりすぎは節を硬くしてしまいます。(硬い=
脆い) 実際、節の箇所で折れたというケースも見聞きします。 曲げ直しは
ほどほどにが良いのだと思います。  

ある程度の熱を加えると竹(繊維)は硬くなります。 私は敢えて硬くさせるように
和竿の熱処理をしています。 ただ節は前述のように脆いと欠けるやすくなるので加熱
はほどほどにしています。 トンキンケーンの場合、繊維を硬くすると、刃砥ぎが悪い場合、
カンナが滑って削れないくらいです。 ただそこまですると大変良いロッドになります。
乱暴に使っても折れも曲り癖も出ない芯のしっかりしたロッドになりますが、火入れ
のし過ぎで炭化させてしまったらそれこそ折れてしまいますので、ギリギリの所で行い
ますので一般的ではありません。 実際にそこまでの火入れ考えると竿作りの難しさに改
めて向き合うことになるでしょう。 そこまで追及しなくても160~170度位で気楽
に火入れをするのが無難だと思います。 真竹の場合も高温火入れで勿論硬くなりますが、
カンナが滑るほどではありませんが、必ずしっかり入れないと使い易い竿になりません。

竹の加熱に関する実験レポートが存在しますが、一見すると、和竿師の行う火入れ
法は否定されるような結果です。 ただ実際に和竿師の行う火入れは間違っていない
どころか一番理想的な方法であり、その歴史が生み出した伝統技術を否定できるもの
ではありません。 逆にその技術の優位性をそれらの熱実験結果からでも肯定的に
説明できるかもしれません。 その際に必要なキーとなるのが「竹の熱伝導性」では
ないでしょうか。 それを念頭に置いて熱実験レポートを読みすすめば、別の解釈も
見えてくるはずです。 竹は「熱伝導」が極めて悪いのです! 

ハリCANE vol.304

22, Nov. 2011

NODE

トンキンケーンの節のアップ画像です。 節の部分で繊維は切れているという話を聞いた
事があります。 昨日もその話しが出たので、今日の午前の竹割り作業中に画像を撮って
みました。 維管束は素直に真っ直ぐに伸びてはいないことが分かります。
node_convert_20111122101653.jpg

画像の茶色の部分が一般的に繊維と読んでいる部分で、正しくは維管束。 維管束の中に
水分や養分を吸い上げる導管が通っている訳です。 導管は維管束の中に数本通っています。

画像で分かるとおり、維管束が真っ直ぐに上に伸びずに、節の所で複雑な形状をなしてから
上へと伸びていく様子が分かります。 切れて見えるのは中に入りこんでいるのでしょう。
また現れたりしている様子も伺えます。 さて、この画像を観て、ロッドの製作にどう反映
させるか?

節は実際は強い部分です。 しかし、内側の横隔膜を取り除き、表の出っ張りをヤスリで
平らに取り除かれた段階で、ロッドにした場合には弱い部分になってしまっていると考えます。
(東作のお師匠さんの「竹は節ありて強し」という言葉は、丸竹の場合で、6角合板である
バンブーロッドはまた別です)  
加工され弱くなった部分に熱を加えて真っ直ぐにするという行為は弱い箇所をより弱くして
いる訳ですから、真っすぐにしようと熱を必要以上に加えいじくり過ぎると節で折れやすい
ロッドになりかねません。 熱処理は必要最低限だけにとどめ、ほどほどにしたほうが良い
と思います。 

ハリCANE vol.303

20, Nov. 2011
ロス ガジョスの想い出
中村羽舟さんとKさんと島崎さん宅にお邪魔しました。 目の前でフラメンコギターを
弾いて聞かせていただき大感激。 島崎さんの指が激しく弦を振動させると聞き手は
いつの間にか異空間に吸い込まれていくような錯覚に捕らわれました。

ジプシーの熱気に包まれるスペインセビリアのロスガジョス。 
framenco.jpg

もうだいぶ昔の話、夏の日のセビリアは40度を超えていました。 夕刻になり、やっと冷え
始めたカジェを歩きだし、セビリアきってのフラメンの店、ロスガジョスに向かいます。
開演には早すぎる時間に着いてしまいました。 店は思いのほか小さく、通りに面して置かれた
ストゥールに腰をおろし、ギターの練習をする若者の姿がありました。 本番前の指慣らしでも
しているのでしょうか。 それとも開演前に行われるサービス的な演奏だったのでしょうか。 
いずれにしても専属ギタリストだけあって演奏は巧みだ。 激しい手の動きは弦を揺さぶり、
命を与えられ狂ったように振動する弦はあたりの空気をこれでもかというくらいに緊張させて
いて、歩いている人は思わず奔走するギターの音に足をとめ、皆その場に釘ずけになってし
まっていたのでした。 

桐生の空の下の一室で、Kさんは大感激、私も遠い日のロスガジョスを思い出していたのでした。
羽舟さんは、ウトウトしてしまっていたようでした(笑)
(何故かショーよりも、その若者の独奏を思い出してしまいました。 今でも本番前のそんな
光景が観られるのかは不明)



ハリCANE vol.302

18, Nov. 2011
スウェルのバインディング

スウェル部のバインディングは糸を間隔狭くタイトに巻きたい・・・
swellbinding_convert_20111118063959.jpg

糸を細かなインターバルで巻くにはギャリソンバインダーの場合では、2ヶのクレイドルの
間隔を詰めて使います。 画像は4ストリングバインダーで巻いたもの。 4ストリングスの
場合は、ブランクをゆっくり送れば間隔は狭く、逆に早くおくれば間隔は広くなります。
またブランクを行ったり来たりさせれば、そこだけ何度も重ねて巻くことも可能です。

4ストリングバインダーは年内にお手頃価格の物を販売予定してますが、ちょっと遅れるかな?
もともと自分用に作った道具です。 これまで色々なツールを自分用に作ってきて、便利な物は
販売してきました。 あと来年はスネークガイド製作ツールを作る予定でいます。 

ハリCANE vol.301

14, Nov. 2011
利根川サーモン

「新田義貞」読み終えました。 矢場川の水の利権闘争から始まった話も最後は後醍醐天皇に
忠誠を尽くし、福井で矢を受けて戦死します。  物語の始まる新田庄(群馬県太田市)はここ
北埼玉からもそう遠い場所ではない為、興味を持って読ませて頂きました。 今後、史跡等も
勉強してみたいと思います。

小説「新田義貞」にも度々登場する利根川ですが、今日は群馬まで出掛けた帰りに大堰の魚観察
施設に立ち寄ってみました。 (前述の矢場川も渡良瀬川に合流し、渡良瀬川は利根川に合流)

この季節は魚道を上るシロザケを見ることが出来る。 去年はかなり見ることができたのですが・・・
tonegawasalmon.jpg

利根大堰は利根川の海からの最初の堰で、鮭やサクラマスなどの溯上魚は一旦ここに溜まります。 
魚観察施設は魚道の一部をガラス張りで見えるように作られています。 遡上数が少ないようで、
しばらく観察していましたが、なかなか姿を現しません。 画像のシルエットが鮭です。 
R122で昭和橋でも通過する機会がありましたら、その一つ上流の橋が利根大堰ですので、覗い
てみては如何でしょうか。 地元の人でも案外この無料魚観察施設の存在を知らない人も多く、穴場
ですよ。 

ハリCANE vol.300

12, Nov. 2011

コカゲロー

朝寝坊してしまいワンコの散歩も遅くなってしまいました。
いつもの散歩路でまたまたシロハラコカゲロー見つけました。
kokagero1_convert_20111112104510.jpg

天気が良いと出てくるようです。 用水の上を数匹みつけましたが、
水の臭いでもわかるのでしょうか、用水からは遠く離れてはいかないようですね。

ハリCANE vol.299

10, Nov. 2011
ミリングマシーン

現在ミーリングマシーン改造中。 毎日仕事の合間に少しずつチューンアップしています。
millingmachin7_convert_20111110091107.jpg

ロッド製作の方法は2通り。 ハンドプレーンと言われる方式とマシンカット方式。
それはギャリソン式とレナード、ペイン方式であり、方式の違いは竹割りVS竹カットに
とどまらず最終工程までプロセスが違ってきます。 竹という素材に対する認識の仕方が
製作方法の考え方の違いなって現れてくるでしょう。 どちらが良いかという判断をする
つもりは全くありませんので、私の場合はどちらも追求していかなければなりません。 

画像は、改造中のミリングマシーンですが、これは本格的なマシンを開発するうえでの
プロトタイプとなります。 

ハリCANE vol.298

09,Nov. 2011
群馬県太田市金山総合公園

前回ブログの続きになりますが、群馬県太田市の金山総合公園に
ついて再度調べてみました。 子供公園にもなっています。
kanayama.jpg

調べていて思い出したことは、この公園、以前子供が小さい時に一度連れて来たことが
ありました。 広くて気持ちの良い公園だったと記憶しています。 自然の山肌を利用
した滑り台や要賽風アスレチックなどがありました。
しかし、新田義貞に関しての記述は同公園のサイトには書かれていないようです。 

「新田義貞 下巻」では新田義貞が北条氏を滅ぼし、鎌倉を占領した所まで読みました。
日頃疲れているせいか、本を読み始めるとすぐに睡魔が訪れるのでなかなか進みません。

ロッドに関しての珍しい話題としましては初めてスチールセンターブランク製作にチャ
レンジします。 古いイギリスロッドの修理ですが、専用ジグが必要(肉抜きジグ)で、
やっとそのジグがやっと完成したところです。

ハリCANE vol.297

06, Nov. 2011
群馬県太田市金山

新田義貞下巻を読み始めました。 時代は鎌倉。 鎌倉倒幕の影の立役者であった
新田義貞は群馬県の新田庄(現在の太田市)を統治していたのですが・・・

nittayoshisada_convert_20111106214419.jpg

当店から桐生方面に行く際には国道122号を北上します。 太田市に入りさらに北上
すると国道50号に合流。 そのまま進めば桐生市ですが、途中、平野に忽然と山が姿を
現します。 山名は分かりませんが、印象に残るその姿が以前から気になっていました。 
小説に度々登場する金山城ですが、もしやと思い地図で確認してみると、案の定、その山
こそが刀や槍の穂を作らせていた鍛冶場のあった自然の要塞金山城だったのです。 最も
鍛冶場があったのは小説上の話しだけかもしれませんので、折があった時にでも調べること
にします。 

また、当店から加賀フィッシングエリアに行く場合、館林市を抜けて行きますが、途中に
矢場川という川があります。 ずっと以前から、鯉、雷魚に良さそうな川だと睨んでいた
のですが、この川も小説に登場していたのです。 矢場川の取水堰で水利権をめぐって
足利側とのいさかいがあった川だったとはね。 しかし、矢場川って名前、いかにも歴史
を物語っているような名前ですね。 矢場川も地図で確認済み!

ところで画像の古風なカンナは、カンナではなく、ペーパーウェイトです。 

 

ハリCANE vol.296

04, Nov. 2011
TONY RICE & SAM BUSH
お客さんがマーチンD-28の購入を検討中で、相談の電話がありました。
マーチンなんて弾いた事ありませんので、相談されてもね~(汗)

tony rice

そんな訳でマーチンをインターネットで調べていたら、トニーライスの弾く
D-28が一番好きだ~、なんて言っているホームページがありました。

ウ~ム! トニーライス、久しぶりにその名を聞きました。 
「JUNEAPPLE」というブルーグラスの専門誌を取り寄せたりしてた頃
を思い出してしまいました。 ギターテク、昔から半端じゃないですよ。
ブルーグラス系ではクラレンスホワイト、オールドタイミィーではドクワトソン
などにも憧れたものです。 その半端でないテク、一聴の価値あると思います。
しかし、サムブッシュのフラマンも相変わらず凄すぎ!

Tony Rice, Sam Bush, Jerry Douglas, Mark O'Connor at Merlefest 1993

ハリCANE vol.295

03, Nov. 2011

4 STRINGS BINDER
この方式のバインダーは昔からあるのですが、日本では今まで発売されてませんでした。

4stringbinder_convert_20111103093107.jpg

一回でスレッドをクロス状に巻き上げます。 スピーディーである上に、捻じれ
や曲がりは最小限ですので、乾燥後の直しも簡単に終わります。

これは限定DXモデル。 既に売却しておりますので、現在当店に現物はありません。
見に来られても、申し訳ありませんが、無いですよ(笑) 私は元々機械屋なので、最初
のモデルは機械屋的に考え、剛性高く、丈夫に作ってしまいます。 従って価格もかなり
高価になってしまいました。 このDXモデルでも受注致しますが、年内中にお手ごろ価格
のモデルを発売予定ですのでそちらがお勧めです。 興味がありましたら、検討してみて
ください。 (DXモデルの詳細は当ホームページ参照)

ハリCANE vol.294

02, Nov. 2011
カウボーイ&エイリアン

昨日はちょっと仕事を抜け出した映画をみてきました。
最近は映画を一人で観るのがいいですね。 お腹がすいているわけでは
ありませんがポップコーンの小を一つ買ってのんびり過ごせます。

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今日も北風の中、仕事前の自転車乗り。 コーヒーを飲んでから作業開始です。
ヘキサスタイルのトレーナーで仕事する私。 いつもこんな感じで機械作業します。
明日からは、プレーニングフォームに向かい竹を削ります。

ハリCANE vol.293

01, Nov, 2011

GUIDE TWISTER

早いですね。 もう今年も残すところあと2ヶ月。
年内にかたずけるべき事をきっちりと終わらせたいとこです。

guidetwister_convert_20111101085824.jpg

気になっているのがこのガイドツィスター。 ステンレスのスプリング鋼を適当な長さに
ニッパーで切り、ツィスターの穴に通し1回転ひねるとご覧のようにガイドの形になります。
両端をハンマーで平らに潰せば完成。 なれれば、ロッド1本分のガイドを作るのに30分
程度で充分なはずだ。 それに普通のガイドのようにピカピカ光っていないので、比べると
渋くてカッコイイ。 コストだってロッド1セット分百円もしないはずだ。 ガイドを販売
している立場としては、こんなツール開発しないほうがいよいのかな・・・(笑)
いずれにしてもこれをベースにオリジナルツールを販売する予定ではいます。 

ところで、このツィスターは、借物なのです。 ご好意に甘えお返しするのが遅くなって
しまいました。 年内にお返ししなければなりません。 (なかなか時間が取れなくて
御免なさい)
プロフィール

三浦 洋一

Author:三浦 洋一
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