ハリCANE vol.390

30, Jan. 2012

ウ~ム、見てしまったのかもしれない???

今回は写真なしの投稿。 写真など撮れるはずもない! カメラを急いで取りに
戻ったのだったが・・・

最近はワンコの散歩は3回。 私の担当です。今夜19時半頃、3回目の散歩に出た。
まだこの投稿から30分と経っていない。 夜空にオレンジ色に光る物体。 田舎の
夜空は広い。 家々や木々が黒々と影を作っている遠くの上空にその光はあった。
動かずに瞬いているではないか。 大きくなったり小さくなったり、今までに見たこ
とのない光り方だ。 歩きながら目を離さずに観察。 人工衛星の白い瞬かない光と
は明らかに違う。  

消えました! 予想どおり、見ている前で。 そしてまた出現。 距離はかなり
ありそうだ。 雲に隠れたという可能性は低い。 その方角に雲の影は見当たらない。
家へ戻る途中でまた出現したが光が弱い。 そして消えた。

急いで家へ戻りカメラをポケットに詰め込み、自転車の飛び乗るも、久しぶりの
自転車はタイヤがフラット状態。 慌てて空気を充填し、「観察ポイント」へ直行。
ちょうど双葉町の避難所となっている旧騎西高校のあたり。 この辺が開けていて
遠望が利く。 以前見た数色の光が瞬く物体を長いこと観察していた地点だ。 
数分待つが出現しない。 急いで、最初見た散歩コースへ戻り、再び観察しながら
家へ戻りましたがもう現れませんでした。

最初の目撃時刻は20時をやや回ったあたり。 富士山の方向だと思います。 
そちら方面で同時刻にUFO目撃談があれば、私のもそれということになる。

しかし、こんなことに夢中になるなんて、57歳のオッサンのやることかな(笑) 
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ハリCANE vol.389

29, Jan. 2012

ユリア系接着剤ユーロイド再入荷
ユリア系接着剤に関しては以前にブログでご説明しましたが、低番手のロッドには
やはりユーロイドが使いやすいというご要望が多く、再度販売をすることに致しました。
yuria_convert_20120129131436.jpg

人気の理由は、高い耐熱温度、低粘度で使いやすく、その為接着層も薄く、ロッドの張り合わせ
にグルーラインがでずらい等の理由です。 「長年使ってますが、全く問題ありませんよ」
というご意見も幾つか頂いております。 高いご要望にはお答えしなければなりません。 
今回は600gでの販売に限らせて頂きますが、大変お買得価格にて販売させて頂きます。 
液体硬化剤タイプ。 詳細はHPにて。

ハリCANE vol.381

28, Jan. 2012
バンブーロッドメイキングスクール

バンブーロッドメイキング個人レッスンのWさん、今日からいよいよ仕上げ削りに入りました。
siagekezuri_convert_20120128160454.jpg

ペイン98に挑戦中。 繊細なティップはもちろん良く切れる刃で、カンナはあくまでも
軽く持ち、力まずゆっくりと削っていきます。 感の良いWさん、さっそくコツを掴んだ
ようです。

ハリCANE vol.340

25, Jan. 2011

航空機用ノギス
削りだしたバンブーストリップを測定するのにこのノギスを使っています。
nogisu_convert_20120125084328.jpg

私が使っている機械は親父から譲り受けたもの。 古いけど逞しい機械達。ハンドルをぐりぐり
手で回して削る昔ながらの汎用機。 (勿論送り装置はついてますが・・笑)
機械のほかにも沢山のツールや測定器を残していってくれました。 このノギスもその中の一つ。 
(航)の字とナンバーが記されています。 ミリ用ですが、目盛が普通のノギスとは違います。 
これは、日本飛行機という会社から支給された物。 アメリカのジェット戦闘機ファントムの
ミサイルフックを製作する際に、この指定のノギスを使用しなければなりませんでした。 加工
された部品は何番のノギスで測定されたかを日本飛行機が管理するためです。 「戦争反対派」の
私がミサイルフックをこれで測定していたことが昨日の事のように思い出されます。 
このノギスは現在、バンブーロッド製作という平和利用に使っているわけです。因みに横に置いて
あるバンブー片は、FMナックファイブのパーソナリティー土屋さんが体験で削ったもの。

ハリCANE vol.339

24, Jan. 2011
ホローロッドを作る

ホロー(中空)ロッドを作る方法は人それぞれのようです。 電動工具を使う人、フライス
アタッチメントをお持ちの方は、回転工具で行う方もいるようです。

フルホローでもダム式でもこうやれば合理的だ。 勿論ダブルビィルドも竹フェルールの肉抜きも・・
hollow_convert_20120124074924.jpg

私は回転工具は使用せずに、切り出しナイフ等で行います。 竹は縦に咲けやすいという
性質を利用すれば、こう言った方法が理にかなっていると思います。 当社製中空用フォーム
を使用しています。 深さ設定は可変式です。プレーニングフォーム同様、設定した溝の深さ
以上には削れませんので、任意の板厚を残して削りとることが可能ですし、何と言っても作業
が楽で早い。 中空用フォームは、硬質アルマト仕上げで、刃をスライドさせても簡単に傷
ついたりしません。 大変便利なツーです。 ご希望の方は受注発注で製作承っております。
中空フォームの使用方法はホームページで説明してませんので、ここにご紹介した次第です。 

ハリCANE vol.338

22, Jan. 2012
スクレッピングとスクレーパー

21日はロッドメイキングスクール。 寒い中遠くから来て頂いた生徒さんはご苦労様です。
ただ、細かな事まで気を配ってますので、内要の濃いスクールとなっていると思います。

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昨日のスクールはスクレッピング。 スクレッピングの方法は幾つかあります。
ミーリングマシーンをお持ちの方でしたら、エナメル面を横(通用の削りでは下)に向けて
カッターで削ってしまいます。 1本のスクレッピングに要する時間は僅か数十秒。  
早いだけでなく、表皮面はまっ平らになります。 ただ、スクールの場合、スクレッピング
はスクレーパーを使用して行います。

画像のように2つのスクレーパーを用意しました。 左は先日ブログでアップしました
アドリブ削り出しによる物。 早々スクールで使用実験させて頂いきました。
削りは大変良いです。 小さくて持ち重りせず疲れませんが、エナメル用でしたら、もう
ワンサイズ大きくても良かったかもしれません。 ただこれは竹フェルールの仕上げには
最適でしょう。 こう言うツールは各サイズ色々持っていれば、作業状況に合わせられますので、
次回アドリブ削り出しの時にはもう少々大きめな物も作ってみます。
画像右は適当な鋼材板。 実際のスクレッピングはこれで十分! スクレーパーを使用する
利点は、敢えて表面に丸みを帯びさせたい場合など、それも可能なことでしょうか。 
 

ハリCANE vol.337

20, Jan. 2011
IGFAソルトウォーターFF世界大会
実は今年になってやっとキャスティングの真髄を身に着けてきました。 色々試した苦節40年
の結果にようやくです。 一つの方法をマスターしたと思っても、気に入らなければまた一から。
手首の動き、肘の移動、ピボットの位置、腕の動き、体の動き等の組み合わせで数万以上の
動きが存在するでしょう。 その中から、最良を目指すのですから、気の遠くなる話しです。 
リッツがハイスピードハイラインをマスターしたのが60歳台になってからと聞いた覚えがあり
ます。 勿論、昔から遠くに飛ばすことは出来ました。 しかし、最も簡単にキャストする方法
があるはずです。 ポイントを見つめ、フライを指先で摘んで落とすがごとく無意識に行えるく
らい力を入れず、これ以上ない最小のモーションで・・・

画像はニュージーランドのベイオブアイランズという場所で行われたソルトウォーター・フライ
フィシング世界大会の時の物。 バンブーロッドでも挑戦した私。saltwater_convert_20120120074300.jpg

この大会に参加したのはかれこれ十数年前。 IGFAは魚の記録を管理する団体で釣り
のギネス版と言ったものでしょうか。 この団体が主催した海のフライフィシング世界
大会は、参加国20、参加者200人というものでした。 我々日本チームはフライトの
遅れで、現地入りした時は、既にキャスティング大会が始まっていました。 釣りの大会
ですが、キャスティング部門と釣り部門の2つがあったのです。 ぎりぎりに到着した
私たちは直ぐにキャスティング大会に参加。 最後に私が投げる形となりました。
ニュージーランドテレビ局のカメラが回る前で、フォールスキャストを開始、長いライン
をフォールスは慣れてましたので、バッキングを引き出しておいて、前後に振り始めまし
た。 スティーブ・レイジェフはライン(フルライン)とバッキングの繋ぎ目を持って
フォールスキャストしますが、私も出来ないながらそういった練習をしていました。
かなり長いラインをフォールスキャストしてからのシュートですから、フルラインが
ヘッドの役目をして長いラインが飛んでいきます。 見守る参加者の歓声があがり、結果
は意図せず一位。 キャスティング専門の大会ではありませんし、海釣りの世界大会
の前の前哨戦的意味合いですので、これで一位になったからと言ってそう自慢できること
ではありません。 しかし、200人の世界の豪腕釣り人を抜いたのですから、ニュージー
ランドの釣り人の関心は高かったようで、後日、N.Z.南島の有名な釣りガイドである
デイビット・マリオールが「お前、この間の大会のキャスティング部門で一位になったん
だってな!」と言ってきた程です。 

今で言うアングラーズクラスの様なキャスティング競技で、遊び気分でしたが、本番の釣り
の大会にもテレビクルーが船(釣り大会は船で)に乗り込み、「あいつがキャスティング優勝
者だから撮っておけ!」とか後ろでディレクターの声がするのを照れくさく思ったものでし
た。  しかし後、この事が、2~3年後に参加したFIPSフライフィシング世界大会ス
ペイン戦に参加した際に思わぬ事態へと繋がっていこうとはその時は知る由もなかたのです。 

その事態とは? 続きは何時かそのうちにでも・・・ 


ハリCANE vol.336

19, Jan. 2011

キャスティングあれやこれや

今朝も、ワンコの散歩の後、キャスティングの練習に励んでしまった。 よく毎日練習して
飽きないものだ。 かと言って、そうたいして上達しているようには思えないのであります(笑)
画像はかれこれ15年位前のものです。 アベレレージキャスターと言ったレベルでしょう。
flycasting_convert_20120119092241.jpg

上達するはずもありません。 何しろ一つのことがある程度できるようになると、直ぐに別の振り
方を追求してしまうので、何時まで経っても変な振り方をしていたりするのであります。 しかし、
さすがに色々な振り方を試しているお陰で、なんとなくキャスティングのアウトラインが見えてき
ました。 物事の方法は必ずいくつかあるということです。 例えば、ロッドのストップ。 現在
はロッドをストップしてループを作るという方法が主流です。 しかし、ロッドティップが加速を
止めたときにループが発生するとい考えもあります。 あるいは、ロッドの弾力がラインにスピー
ド与えるるという考えが主流である一方、違う方法でラインスピードを上げるという考えも存在
します。 カーボンに比べ全体的に柔らかいバンブーロッドは、低反発なので、ゆっくり振って
ワイド気味のループが良いという考えもあれば、ロッドを曲げきって(柔らかい部分を)棒のよう
な状態で加速させるという考えかたもあるのです。 これだと柔らかいロッドでもラインスピード
を上げることが可能ですし、ナロー(あるいはタイトループ)も可能ということになります。 
素手でなげる野球のピッチャーの急速は150kmにも達するのですから、もっと長いロッドで
あれば、弾力に頼らずとも、ロッドティップの加速は200kmを超えることは明かでしょう。
後は、ロッドティップをどう直線的に移動させるか? こういった事を色々追求していると一つの
方法も上達しないままあっというまに何十年も経ってしまうのです(笑)

ハリCANE vol.335

17, Jan. 2011

フライフィシャーズライフを読む2(続)

昨日のブログですが、リッツの画像ではストレートリストでポーズをしている件で
本書に詳しく書いてありました。
wrist_convert_20120117082330.jpg

フォワードでリストストレートの場合、バックのポーズではリストを開いているという
ことです。 バックポーズで「手首(リスト)の開き」はラインさえ落ちなければ問題で
あるはずがありません。 この左右のイラストは、角度的に右は中~遠距離用の角度、左は
近距離用という意味なのでしょうか。 (本書にその解説はありません)バックキャストで
リストを開いていると間違ったことをしているという目で見る人がいますが、そんなこと
ないよ!っていうことです。 ただ、初心者の方はリストは開かなほうが良いに決まってます。 
慣れてラインが落ちなくなれば好きにやればよいのです。 

リッツが本書に書かなかった事は、色々考えられます。 いずれにしても、キャスティング
の隅から隅まで言及されてませんので、読者の経験と想像力で読み解いていくしかありません。
勿論、リッツのキャスティングを模倣する必要は全くないわけですし、それが全てでも無い
でしょう。 ただ、現在の主流のキャスティングはカーボンロッドの進化と共にリッツのそれ
とは隔離してしまっています。 日本でも昔は皆、肘を上下させ、ループを高く上げるよう
努めていた時代があったのです。 その頃のロッドは、カーボンでもバットが曲がってくれる
物も色々ありました。 バンブーロッドアクションを意識したカーボンさえあったのです。  
今はバットガチガチ、ティップで投げる設計が多く、キャスティングは肘の水平移動でやる
こになります。 ロッドを高い角度でストップさせ、キャンディースティックループを作るの
ですが、ロッドに当たらないようにロッドを多少傾けて逃がしてやらなければなりません。 
右利きの人なら、右風が苦手で、オフショルダーキャストしてトラブルを回避するわけです。 
因みにオフショルダーキャストは自分にフライが当たりこそしませんが、ラインが水面に落ちた
時には、大きなウインドドラッグがかかった状態になりますので、釣りには理想的ではないですね。 
スティーブレイジェフのビデオを見ると右風が強い場合、敢えて右のサイドキャストで風に負けない
スピードで振り切っています。 これだと、ラインも低く着水時のウインドドラッグは最低限で
済みます。 釣りには大変有利な方法であることは言うまでもありません。 ただそれをするには、
相当のテクニックが必要と思われます。

ハリCANE vol.334

15, Jan. 2012
ア・フライフィシャーズライフの読み方2
ハイスピードハイラインは「現在我々がカーボンロッド普通にキャストしている方法」だと
いう意見がある一方、私は「違うだろう」と言う。 前回ブログにも述べたようにこの本に
「一番肝心な事は書かれていない」と紹介しましたが、その理由は、「動きを文章で表現
することは困難であり、また敢えてそれをしても誤解を生む恐れがある」と言うのが理由であ
るとのことだ。

「アップキャストが上手く決まれば、フォワードはその半分の力で飛ぶ」と書いてある。
ポーズではリラックスしているのが見て取れる。
rits_convert_20120115094653.jpg

書かれていないハイスピードハイラインの真実とは? 画像のポーズを見てほしい。 
リストはダウンではなくストレートになっている。 何故、こういうポーズになのか?
フォワードキャストをリストストレートで終了いているのか、それともリストダウンの
後にロッドティップを起こし始めているのだろうか? そしてそれがスクイーズなのか?
全てをそういう目で見ていくのがこの本を読む面白さだ! それは謎きのようでもあり、 
少なくてもキャスティング練習の題材には事かかない。 画像のポーズや飛行するライン
の弾道と形状から追及してゆくしかないが、頭に入れておかなければならないテーマは、
「少ない力で効率の良いキャスティング」だろう。

ハリCANE vol.332

14, Jan. 2012

ハンドスクレーパー アドリブ削り出し

手の中に収まるような小型のスクレーパーが欲しかったので作ってみました。 アルミブロックから
のアドリブ削り出し。 つまり図面無し。 さらにアングラーズグルーブ仕様にもしてみました。
miniscraper_convert_20120113162110.jpg

さっそくテスト。 軽く、使い勝手良好。 アングラーズグルーブによる削りも良く、
なかなかGOODな一品に仕上がりました。 

ハリCANE vol.331

13, Jan. 2012
「ア フライフィシャーズ ライフ」の読み方

ハイスピードハイラインについて書かれたリッツ著の書物はこれだけだと思います。
別の人がHSHLに関してコメントした本はあります。 日本人であればS氏著の
「フライマンの世界」にHSHLのコメントを見ることができます。 リッツ最後の
レッスンを受けたとされるS氏ですがリッツから受けた衝撃の一言。「実はあの本に、
肝心な事は書いていない!」

リッツのプレゼンテーション。 最も理想とされる、逆船底型ループ。 昔の書物とは
言え、カーボンロッド主流の便利な現在、こんな理想のループが作れる人何人いるでしょう。 
loop_convert_20120113074731.jpg

実は35年程?前にS氏にキャスティングレッスンを受けた経験があります。 毎日練習
していた甲斐があり、S氏が「あなたは全く癖がないからこちらに来てください」と言われ
他の生徒か離れ特別な投げ方を教えてくれました。 それはラインをかなり早く空中に出し、
最後のバックキャストでループを作り、そしてシュート。 私の持参したHSHLに不向き
とされるアメリカンタイプのロッドでも簡単にフルラインを投げきりました。 流石!
変わったスタイルであるのは一目瞭然であるが、なにしろ投げきる時間が早いこと・・
それが「ハイスピードハイラインですか?」と質問すると、S氏は首を縦に振ったのだ。

さて、フライフィシャーズライフを読むにあたり、本当に大切な事は書かれてないと言う。
バックキャスト(アップキャスト)の力の入れ方。 フォワードの方法。 他のキャス
ティング教本とは一線を画すものではあるが、そこに隠された真実をどう読み明かすか? 
そのへんのことを念頭に入れながら、謎解き気分で読まれればきっと楽しさ100倍!

ハリCANE vol.330

11, Jan. 2011

トーナメントロッド
画像はG.LOOMISのトーナメントロッド。 20年程前に購入したものです。
直ぐに50m飛ぶようになりました。 ただ、それ以上は伸びませんでした。 この硬いロッド
で練習にあけくれたら、すぐに腱鞘炎になってしまうはずです。 よほど体力のある人ならこの
ブランクのバットを曲げることができるかもしれませんが、 平均的な体力の人にはとても曲げ
られるものではありません。 結局、5~6回使用しただけでお蔵入りとしてしまいました。
gloomis_convert_20120111184948.jpg

そろそろディスタンスの練習を始めようと思っています。 しかし、このロッドを使うつもり
は全くありません。 バットを曲げられない限り、以前同様たいして距離は望めないでしょう。
雷魚ロッドやスペイロッドといった太いバンブーブランクを作っていてふと思ったのですが、
バットのもっと曲がるバンブーのほうが普通の体力である場合、もっと飛距離が出るはず
です。 特に4角ロッドなら、素直にバットが曲がり、それでブレが無い特質を生かした設計
をすればかなりのロングキャストロッドも夢ではないはずです。 ディスタンスの場合、ただ
バットが曲がれば良いということでは勿論なく、大きな力を加えた時に適切に反応してくれる
ような弱すぎ強すぎない自分に合ったバットの設計にする必要があります。そうすれば、曲げ
られない高反発カーボンよりバンブーロッドのほうが自己記録が伸びるという結果にさえなる
はずです。

ハリCANE vol.329

10, Jan. 2011
QUADトーナメントロッド試作開始予定
スペイキャスティング・ディスタンスの最長記録は非公認であるがバンブーであるという・・・

画像右は6角トーナメントロッド。 左は4角トーナメントロッド用に裂いた素材。
tornamentrod_convert_20120110092138.jpg

最近のブログの話しはキャスティングネタになっているのはご覧のとおりです。 理由と
しましては、今までは竹竿製作視点からのものですが、バンブーロッドの使用面に視点を
シフトしていきたいと思っているからです。

バンブーロッドはお宝のように丁寧に慎重に扱うものだと思っている人も多いでしょう。 
確かに繊細なロッドは繊細に扱うべきでしょうが、タフに作ってあればハードに使っても
簡単に壊れるものではありません。 実践派向けバンブーロッドのポテンシャルを実証して
いくのにトーナメントロッドは最適ではありませんか。 多分、飛距離においてカーボン
ロッドに引けをとらないロッドを作ることも不可能ではないと考えます。

ハリCANE vol.328

09, Jan. 2012
スティーブ・レイジェフ キャスティングレッスン
もう大昔前の話。 スティーブ・レイジェフのキャスティングレッスンがあるというので慌てて
申し込んだ。 定員数が多くないので早く申し込まないとあぶれてしまうが幸いにも予約出来た。

レッスンは栃木県の上永野の管理釣り場で。当日、気合の入っている私は少々早めに現地到着。 
参加者はまだ誰も来ていない。 ベンチに座りタバコに火を付けポンドを眺めていたのだが
人の気配に後ろを振りむいた。 その刹那、私の目は点と化し、体が凍りついた。 居たの
です。 そう、あの「スティーブ・レイジェフ様」が・・・

フライキャスティング世界チャンピィオン、スティーブ・レイジェフと弟のティム・レイジェフ
との記念ショット。 緊張しまくる私でした(笑)
rayjeff_convert_20120108213916.jpg

レッスンは、スティーブ・レイジェフと弟のティム・レイジェフのアシストによって行われた。
最初の1時間はロールキャストの練習。 「オレ、こんな事やりに来たんじゃねえんだよな!」
と若干不服に思いながらも彼らがやって見せてくれるロールキャストのように上手く出来ない。
いつの間にか本気モードになってきたのは私だけではなく参加者全員がそうであったようだ。

結構汗まみれで苦戦したロールキャストのレッスンも終わり、いよいよ本番のキャスティング
レッスンに入る。 まずはレイジェフがお手本を。 フルライン+10ヤードくらいのバッキ
ングをリールから引き出しおいてから、G.ルー#6ロッドを振る。 数回のフォールスキャ
ストでバックキャストのラインも長くなってきた。 バックラインはやや上空を目指し、かなり
のタイトループで後方に伸びてゆく。 テニスの試合でも観戦するように参加者全員の目がバック
ループを追う。 リーダーが完全にターンした瞬間、一瞬止まったかの様に見える。そう、まるで
エンジェルが空中でリーダーの先端を摘んででもいるかのようだ。 そして、フォワードキャスト。 
バックループよりは幾分広めなループがかっ飛び、バッキングを引き出し、ターンオーバーの刹那
には、有り余ったトルクにリールが「ジー」っと悲鳴をあげ逆転する。 それと共に参加者全員が
驚きとも溜息ともつかない声を漏らすのだ。 「スっ、 スっげエ~!」

まあ、こんな具合なのですが、何故こんなことを書くか? それはレイジェフのバックキャスト
がアップキャストであること。 そして彼はこう言ったのだ。 「このバックキャストをマス
ターしたからこういうキャスティングが出来るンだヨ」と。 一流キャスターの共通点はバック
キャストが高い。 「ライ麦畑~」サリンジャーの「大工よ屋根の梁を高く上げよ」ではないが
「バックキャストは高く上げよ」なのだ。

ランチタイムは、ゲストハウスで。 遅れて入った私は、テーブルの空いている席へと付いた。
するとレイジェフ様が来て私の横に座った。 緊張するも嬉しくもあり、レイジェフへ率直な
質問をぶつけてみた。 「あなたは、フライキャスティングの世界チャンプですが、釣りはする
のですか?」 この質問をどう受け止めたかはわからないが、皮肉のつもりはない。 彼は質問
を質問で応えた。「君はサーモ釣りはしたことあるかい? ウェスト・イエローストーンの先に湖
があって、そこから上がるコカニーサーモンを釣るのがが面白いよ」だって。 今度会う機会があ
れば真面目にこう聞いてみよう「バンブーロッドで何メートル投げられる?」 

ハリCANE vol.327

08, Jan. 2012
LOW SPEED LOW LINE

これまで何回かブログで水面上を低空のラインをキャストするテクニックがあることを書い
てみました。 誤解の無い様、もう少々説明を加えてみましょう。 渓流で釣りをする人の
多くはセミサイドのキャスティングでしょう。 セミサイドであれば比較的低い弾道でループ
展開が可能で釣りに適したキャスティングです。 ここで言うロースピード・ローラインは 
オーバーヘッド~スリークォーターからの低弾道ループです。

ハイバック(タワーキャスト)から低弾道を投げる場合、弾道は上から下への前傾になって
しまうのが普通です。 しかし、ロースピード・ローラインは、水面上50cm位をあくまで
も水平に伸びて行くのです。 しかもそんな状態で20ヤード近くも伸びていくのですから、
見たことの無い人に話しだけしても信じられないでしょう。 フライフィシングの真の達人
の卓越したテクニックを紹介していけば、フライフィシングはさらに楽しいスポーツとなり
えたのでしょう。  

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画像はリッツのバックキャストのメカニズム。 詳細は本書を参考にしてください。

ハリCANE vol.326

07, Jan. 2011
フライフィシャーズライフを読んでみる
悪いロッドアクションが蔓延することはフライフィシングの発展へも悪影響を及ぼすと言う。
その意見に一理ありと思います。 ただ、ハイスピードハイラインには向いていないロッド
は全て良くないはずもない。 アメリカ主流のティップアクションはアメリカの釣りの必然
性から生まれたものだからだ。 おなじ大きなトラウトを釣るのでも、N.Z.ともなれば
またやり方も違うので、求められるアクションもアメリカのそれとは事情が違う。 釣りに
適したアクションは、それぞれの釣り場のフライサイズとティペットサイズとも関係してくる
のは常識だ。 細いティペットしか通用しない釣り場でバラボリックアクションのロッドでは、
合わせ切れに注意を払わなければならなくなってくる。

ジョン・タランティーノ(1960年 フライキャスティングチャンピィオンシップチャンピィオン)
JonTarantino_convert_20120107094100.jpg

そんな釣りの事情はさておき、ハイスピードハイラインのようなキャスティングはマスター
するにこしたことはない。 しかし、釣り人が多い現在、つまりプレッシャーが高い釣り場に
おいて、ハイスピードハイラインでは魚を追い払ってしまうケースもままある。 ロースピード
ローラインが有利になるが、これはハイスピードハイラインより更に難しいキャスティングで
あるとおもう。 見たことの無い人は、多分そんなキャスティングが存在すること事自体知る
よしもないだろうが、水面を低くループを這わせるキャスターが居るのです。 もちろん
スレた魚さえもフッキングさせてしまうステルス戦闘機のようなキャスティング法である。
私? 勿論投げられません(笑) しかし、そんな技を求めるにしても、まずはハイスピー
ドハイラインでキャスティングのメカニズムを掴むことだ。 ロッドの横を通すキャスティ
ングはトラブルを起こしやすく、風にも弱い。 そういうキャスティングに慣れてしまう
と、ロッドのあり方もティップのパワーをあてにしたロッドを選択するようにならざるを
得ない。 メーカーもそういうロッド製作をすることになる。 メーカーは一般論を優先
するからだ。 ロッド全体が大きく曲がるロッドこそ、投げるのも難しく、またそれが
楽しく、そして、ロースピードローラインキャストを習得する鍵ともなるはずである。
・・・と考えます(笑)

ハリCANE vol.325

05, Jan. 2012
「ア フライフィシャーズ ライフ」を読んでみる

時間を見つけながらリッツのこの本を読んでます。 辞書片手に苦戦しながら(笑)
hshlcast_convert_20120105174630.jpg

昔ジムグリーンの「フライキャスティング教本」という小さな本がありまして、わくわく
しながら読んだものです。 この「フライフィシャーズライフ」は、それより高度な技術本
ではありますが、キャスティングの楽しさを教えてくれるという意味では同様の物です。

画像はリッツのハイスピードハイライン。 ラインにスラックは全く見られません。
ベリーが落ちることなく伸びています。(ラインはロッドティップの上を飛行し、ロッド
横を通過するキャンディースティックループのそれとは全く別物であることに注意!)
良いキャスティングをするにはよいロッドアクションが大切だと言っています。 悪い
アクションのロッドの蔓延はフライフィシング発展の妨げになるとさえ言っているのです。
当時の殆どのロッドは悪い意味での先調子が主流であったようです。 しかし、それって
現在のカーボンロッドにもそのままあてはまりませんか。 釣って楽しく、投げて楽しい
ロッドの供給がなければ、釣り人の心を満たすことは不可能で、フライフィシングの未来
にも期待がもてるはずがありません。 勿論、カーボンロッド全てが悪いと言うつもりは
ありません。 カーボンロッドでも楽しさを追求することは可能ですし、現に釣り人の心を
掴むカーボンロッドも僅かですが存在します。 メーカーは簡単にキャスティングできる
ようなロッド作りという製作コンセプトをまず捨てることが第一になすべきことでしょう。
何故なら、ハイスピードハイラインのようなハイレベルのキャスティングテクニックを
追求する事こそ楽しさの原点であり、それはいずれにしても簡単なことではないからです。 
本当に良いロッドとは、ハイレベルなキャスティングに対応でき、そういうアクションは
魚を釣っても楽しいロッドのはずです。 

ハリCANE vol.324

04, Jan, 2012
今年の抱負
今年でフライフィシング暦40年。 ギター暦も40年。 今年からギターは暫くお休みして
新しい楽器に挑戦! 中国の楽器でお馴染みの二胡。 

niko_convert_20120103100222.jpg

と言っても、購入してから2年経ってます。 難しい楽器ですので、くじけてしまいましたが
少しずつでも練習していれば、今頃はある程度の音が出せるようになっていたはずですね。
やはりくじけてしまった中国語の練習とこの二胡をじっくりゆっくり取り掛かろうと思います。

ハリCANE vol.323

1, Jan, 2012
謹賀新年
本年も宜しくお願いします。
yellowstoneriver_convert_20120101004827.jpg

プロフィール

三浦 洋一

Author:三浦 洋一
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