ハリCANE vol.403

27, Feb. 2012
邂逅の森

真田太平記13巻は先週読み終えました。 徳川家康率いる大阪包囲網(夏の陣)、真田雪村
は事前に徳川に寝返るチャンスを与えられるも初志貫徹に生きる道を選択。 負けること必至と
知りつつも豊臣秀頼を擁護していさぎよく死んでいく。 まさに男ですね。 それに最後まで
雪村に仕える草の者等(真田忍者)の生き様がこれまた熱いですね。 

kaikounomori_convert_20120227085406.jpg

今日から読み始めた本はこれ。 友人に勧められた1冊「邂逅の森」熊谷達也著

秋田の貧しい小作農に生まれた豊治は、地主の娘と恋に落ち村を追われ鉱山で働く。 しかし
再びマタギとして生きると言った内容。 豊治の親父が越冬の為穴に入ったばかりの熊を狩猟した
のだが、運悪くそれが山の神様の使いとされるミナグロ(首に月の紋のないオールブラック)であり、
掟に従いマタギを辞めるところまで読みました。 自然に関わるフライマンにはお勧めの1冊
(なのかな?)
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ハリCANE vol.402

25, Feb. 2012

バンブーロッドメイキングスクール最終日

遠くからバンブーロッドメイキングスクール個人レッスンに通われたWさん。 今日がいよいよ
最終日となりましたが、果たしてどんな具合になったのでしょうか。
schoolrod_convert_20120225131824.jpg

ブランクの仕上げ、フェルール装着と順調に進み、ウレタンバーニッシュを施したのが
11時15分。 バーニッシュが乾燥するのには時間がかかりますし、今日は天気も優れない
ので40度の室(ムロ)に入れて強制乾燥することに。

その間、時間がありますので、遠くから参加してくれてました努力を労いまして、昼食をご馳走
させて頂くことに。 加須市は群馬県館林市同様、うどんが有名ですが、私が行きつけの店は
11時30分開店から込みますので、開店に合わせ早々出発。 Wさん、加須の喉ごしの良い
うどんを満喫されたようです。

昼食を済ませ工房に戻ると、ウレタンバーニッシュも予定通り触れる程度に乾燥してました。
早速繋いでアクションをチェック。 ブランクはペイン98のコピーですので、ティップの抜け
の良い軽快なアメリカンアクションの仕上がりにWさん大満足のようでした。 画像の通り、完成
ブランクは最初からほぼ真っ直ぐ、繋いでもほぼ真っ直ぐな状態。 上手く作れば接着後に平らな
面で転がしたりせずに真っ直ぐに作れるものです。 バンブーロッド製作されている皆さんも
あまり転がし過ぎると接着剤が逃げ、完成後ロッドの破損に繋がるという事実を認識して、行う
場合でも最低限にとどめておいたほうが良いと思います。

さて、Wさんの初作ロッド、今年の釣りに早々使う予定だそうです。 長い間、ご苦労様でした。 
Wさんの写真はあえてブログには載せませんでした。 照れくさいだろうしね(笑)
福島原発立ち入り禁止ぎりぎりの所で釣りをする際には、その辺の川に詳しいWさんに案内して
頂くことになりました。 その時を楽しみに私も真竹4角ロッド竹フェルール仕様を完成させて
おきます。 「福島原発近くの川を釣る!」のレポートはブログでアップする予定でおります。

個人レッスンはこれよりしばらくは開催予定ありませんが、いずれ普通のスクールでまた参加者
募集をするかもしれませんので、興味がある方はその際にご利用頂ければと思います。

ハリCANE vol.401

24, Feb. 2011
現在多忙中につき

製作の守備範囲の広い私としては、いつもバタバタしています。 リールの部品(最もこれは
今はあまり動きませんが)バンブーロッドメイキングツール各種、ロッドコンポーネンツ、バン
ブーブランク、ロッド完成品などなど、これらの製作を全部一人で手がけてると作業効率も良く
ありません。 先行きはどれか一つの製作を専門に出来れば楽なのですが。 そんな訳でして
最近ブログの更新もままならないまま、2月もあっと言う間に終わろうとしています。親父が
よく言ってた「1月は長いけど、2月は短いよ」という言葉が身にしみます。

さて、先日1本の電話を受けました。 カスタムリールが作れないかとのこと。 前述の通り、
貧乏暇無し状態で働いている中、製作時間の見当さえつかない顧客のカスタムリールの受注は
ちょっとムリかな? と思いつつ、一応話しだけでも聞いてみることに。 何やら大物専門の
方のようで、かなり長いロッドを使用するらしい。 それもそんじょそこらの長さではない。
他の誰も使わないくらいの超ロングロッドで鮎竿と言っても良いくらいのものなのだ。 川専門
で80cm以上の大物を多数釣り上げている実績があるという。 
そこまで話を聞いて、ある噂、そう利根川沼田近辺でエルクヘアカディスを沈め80cmオーバー
のレインボーを釣ったという風の噂を思いだした。 何を流しても釣れないので、最後にやけの
やんぱち的にエルクヘヤーを沈めて流したら喰ってきたという話なのだ。 そのことを尋ねてみる
とまさにその方だったのです。 このブログを読んでいる人の中にもその方を知っている人も居る
かもしれません。 そんな伝説のような釣人で、大物しか狙わない。 年季のほうもかなり入って
いるように思われました。

そんな長いロッドを使うので市販のリールではカンターバランサーとしての役目を果たさない。
希望は、直径最低でも150cm、リール重量は1.5kgくらいは欲しいとのこと。 
ブレーキはディスクは不要で、クリックが良いとのこと。 パーミングしてブレーキをかける
のが良いらしい。 今は、東北在住で、大川でのサクラマスを狙っているとのこと。サクラマス
だけなら大きくても70cmくらいでしょうから、それほどのタックルでなくても用が足りる
のではないかと質問すると、北海道のとある川のダムで1m50cmのイトウを目撃したので
それを狙いたいということだ。 間違いなく居ると何度も繰り返し、それを釣ってやるぞという
気迫が伝わってくるのでした。

ウ~ム、釣り師だ。 半端で無い釣り師。 言う事も希望することも半端でない釣り人。 
ディスクブレーキが良いとかアンチリバースが良いとか言わず、ハンドブレーキで十分だという
ところがまず気に入った! こういう釣り師の夢こそ叶えるお手伝いをすることが私の夢でもある。 
しかし、毎日気ぜわしく働いている中で、そういったカスタムリールを作る時間が果たしてあるだ
ろうか? 一応検討してみますということで電話を切った次第だ。 出来るかどうか。 だいたい
1.5kgの本体を支えるリールフットには、それ相当の負荷も掛かってくる。 そう言った問題
も頭の隅に入れながらどう作れば良いのか? どうやら宿題ができてしまったようだ(苦笑)

ハリCANE vol.400

19, Feb. 2012

だめ出し!
自分のロッドを作るとなると、なかなか作っている時間がとれません。 時間がある時はどうしても
読書に回してしまいます。 それでも自らを叱咤激励しなんとか作ったまでは良かったのですが・・・
quadtakeferrule_convert_20120219135852.jpg

やっと竹フェルールを取り付けアクションを見るまで漕ぎつけましたが、ダメ! 切れが悪い!
アクション悪い! バットは悪くないのでティップセクションだけ作り直します。 1時間以上
かけて取り付けた竹フェルールも無駄となりました。 時間を見つけてまた作り直す予定ですが、
自分用ロッドはしばらく後回し(苦笑) それより真田太平記(最終巻)を読んでしまわねば。  

ハリCANE vol.399

14, Feb, 2012

今朝のつぶやき

朝のワンコの散歩。 田の畦道は今月初め頃から咲き出したオオイヌノフグリが目立ちます。
春を告げる野草の花としては最初の花でしょうか? ホトケノザも咲いてますが、これは去年
の10月ごろから咲いてますので、春一番の花とは言えませんものね。
今年の咲き方は、今までで一番と思えるほどその数が多いですよ。 見事です。

散歩コースで見かけたカラス。 この辺は東京から逃れてきたハシブトと、もとから居る
ハシボソの両方。 用水の金網に止まっていたハシブトの側3mくらいの所を通ったの
ですが、逃げやしないですね。 普通飛んで逃げるものですが、接近してもふてぶてしく
逃げなくなってきています。 人間慣れしてきているんでしょうかね。

一方、雀は数がかなり少なく、小集団が幾つか居るようですが、めっきり減りました。 新築
の家が雀の住めない作りになっているのが一番の原因でしょう。家の設計者も他の生物が侵入
できないように設計するのでしょうが、雀の住めるスペースを残した家作りをするくらいの余裕
があっても良いと思うのですがね。 そういう余裕の無さが人の心を追い詰め、強いては住みず
らい世の中になってしまうと思うのですがね。 あるいはその逆で、住みずらい世の中に生きて
いることが原因で、雀にスペースを与える心の余裕が無いのでしょうか。 庭先で雀が遊ぶ風景
を今の大都会の子供は知らないんだろうなあ。 そしてそんなことはどうでも良いのだろうね。

フライキャスティングの練習も毎朝の日課。 最近は著しい進歩をしていますが、さらに変な
振り方を追求していて、進化も継続中です。 結論から言うと、バンブーロッドの方が
面白いキャスティング、釣りに有利なテクニックを駆使できることが分かってきています。
大きく曲がるという意味は反発までに時間的余裕も長いのです。 ポーズが長いからこそ
色々なテクニックが駆使できるのです。 動きの鈍い人間という生き物には、反発ののろい
自然素材のほうが使いこなしやすいということです。 バンブーでしか釣りをしない私として
は、バンブーロッドならでは可能なテクニックのメカニズムを解明していきたいですね。
釣りを面白くしたいのなら「バンブーロッドでしょ!」と言える日がくると思いますよ(笑)

ハリCANE vol.398

11, Feb. 2012
バンブーロッドメイキングスクール

今日はバンブーロッドメイキングスクールの日。 遠くから参加してくれてるW氏ですが、
ついにバインディング(接着)まで漕ぎつけました。 
binding_convert_20120211155419.jpg

見てください、この真っ直ぐさ。 成功です。 グッドジョブ!
バンブーロッドメイキングスクール個人レッスンは製作の裏技を惜しみなく教える内容で、不定期
的に行っておりますが、バンブーロッド製作に専念する関係で今後暫く個人レッスンはお休みさせて
頂きます。 

ハリCANE vol.397

08, Feb. 2012
4センチゲージ

節をずらす。 ズラシの量いくつか試してみましたが、結局、ギャリソンと同じく4cmズラシ。
こんな4cmのゲージを作ってやってます。 ゲージ裏には段があり、竹を押せるようになって
います。 順々に押しながらずらしてます。 こういう細かなところもツールを作ってやるのが
好きなんです。

4cmgauge_convert_20120207235048.jpg

QUADの場合、6角のスリースタック(3x3)同様に2スタック(2x2)という方法も
ありますが、私の場合は順ズラシ、組み合わせはスパイラルにせずに1324の順にしています。
理由は・・・特に無し。

ハリCANE vol.396

07, Feb. 2012
真竹QUADブランク

QUADブランクは、始めて未だ経験が少ないのですが、すでに20本以上作りました。
今回は真竹でのQUADに挑戦してみました。 この春の初釣りの自分用です。
madakequad_convert_20120207091536.jpg

真竹はハニーカラーで張りをだすのが難しいのです。 きっちり火入れを行わないと張りが
でません。 フェルールは、真竹の軽さを生かすために竹フェルールで行きます。 仕事の
合間に仕上げていきますので、時間がかかるでしょうが、このロッドは福島県の原発立ち入り
禁止ぎりぎりの川を選んで使いたいと思っています。

放射能を決して甘く見ているわけではありません。 福島県の被害は日本人全員の問題ですが 
親父の生まれ故郷の福島県2本松ですので、個人的な心情としても他人事ではありません。 
私は 釣り人の立場で福島県と関わろう! そこから見えてくる事もあるでしょう。 私に出来
ることは限定的でしょう。 現地に宿泊し、コンビにで弁当を買い、普通に釣りに行くこと位
しかできないと思いますが、それでよいのだと思います。 

「えっ? 魚が大きくなっているから行くんだろう?って(笑)」 言っときますが、私に
とって、魚の大小はどうでも良い話。 ただ、魚の状況は見ておきたいですね。

ハリCANE vol.395

06, Feb. 2012
FACEBOOKお友達リクエスト

先日FACEBOOKが株式市場へ上場したそうで、人気の高さは相当なものです。
私が登録したのは、多分日本ではあまり知られていない頃、WFFJ(フライフィシング
世界大会日本支部)の石村美佐子会長がアメリカでこんなの流行ってるから入会してみたら
とお誘いを受けたからです。 今では私の知っている人も沢山で楽しく賑わっていてなんとも
良い雰囲気ですね。

ただ私、入会したは良いけれど、使い方もまだ良く分かりませんし、ほとんど見ることは
ありません。 勿論、お友達リクエストは大歓迎です。 リクエストは皆承認です。
ご挨拶出来なかったりすることもありますが決して悪気ではありませんので、どうぞお許しく
ださい。 何しろ私、釣りは上手(?)ですが、商売は下手なので、こういう難しい商売して
いるといつも気せわしく動きまわってなければなりません。 貧乏暇無しってやつです(笑)
そのへん、ご理解いただだければ幸甚です。 こんど積極的に参加しますので、その際は
宜しくお願い致します。 

ブログだけは未だ続けていますよ。 文字入力は苦にならにから更新もさほど手間が
かかりません。 ただ、画像を貼り付けるのはちょっと手間ですね。 ブログのネタも大変
ですが、もう少々頑張りますので、応援宜しく!

ハリCANE vol.394

04, Feb. 2012
あのPAYNE工場へ

私の釣りの話は余談でしたが、その時のアメリカ5000km釣りの旅の話の中からバンブー
ロッド系ブログとして面白いネタをご紹介しましょう。

オレゴン州スリーシスターズというロッキー山脈の山麓の町にペインの工場はある! 
payne_convert_20120204085641.jpg

何しろ古い写真をスキャンしているのでセピア色に霞んでしまってますが、石作りの壁に掛
かった看板にPAYNEの文字が見てとれるでしょう。 この会社はペインの商標や設備を買い
取ってロッドを作っているとのことだ。 スリーシスターズという町名はいかにもアメリカ西部
開拓時代に男勝りな3姉妹が牧場でもやっていたようなイメージを連想させるが、森の中にある
小さく閑静な町だった。

ここはオレゴンなので、前回ブログのサウスフォークボイズリバーの前日に訪れたことになる。
アポを取ってあったはずだが、訪れたら留守。「昼食中の為、外出中」という張り紙があった
ので、時間をずらして再度訪れたのですが、まだ戻っておらず、「アメリカらしいな~」と諦め
目的地へ目指したことを覚えてます。 いずれ機会があればまた訪れるだろうと思ったものでした
が、そんな機会はもう二度とないでしょう。 今後3週間の釣りの旅を組む時間は取れたとしても、
仲間同士が同様に時間をあわせて休暇をとるということは案外難しいことだろう。 

中を覗くとミーリングマシーンなどが見える。 かなり綺麗な工房である。 ペインブランド
で今もロッドが作られているのだろうか? アポイントを入れたA氏によると日本からの
受注が多いと言うが、日本でこの会社のペインロッドを輸入しているなどという話は聞いたこと
はないのだが・・・

ハリCANE vol.393

03, Feb. 2012
自作バンブーロッドと釣りの旅
釣りを始めて50年近くになりますが、フライだけでも今年でちょうど40年やっています。
生まれた子供が40歳になるくらいの歳月やっていることになりますね。 長いようで短く、
短いようで長いです。 

モンタナシルバークリークの管理小屋にて
snakeriver_convert_20120203003046.jpg

前回のブログでは、体重90kgの画像を紹介しました。 その後、ご覧の通りのダイエット
に成功。 ただ、この画像ですら既に10数年前の物。 40年の歳月で記憶に残る釣りは案外
少ないですね。 アメリカ、ニュージーランド、スペイン、タイと海外でもフライフィシングを
やりましたが、一番記憶に残っている話しをしましょう。 

3週間の休暇をなんとか工面し、2人の釣り仲間と共にアメリカ釣りの旅をした時の話です。
オレゴンからアイダホを抜けてモンタナに入るというスケジュール。 オレゴン州ユージーン
からレンタカーで走るだけ走る。 途中、有名なオレゴンのデシューツリバーの側を通るもパス。
目指す最初の目的地は画像のシルバークリーク。 しかし、オレゴンから1日で着ける距離では
なく、途中アイダホの小さな町ボイズで一泊。 夕方の7時にモーテルにチェックインするも、
サマータイムのアメリカは10時頃まで明るい。 

田舎の小さな町は砂漠の中にあり、観光するところもなさそうだ。 時間を持てあました
我々は地図にある、砂漠の中のダムに行ってみることにした。 車もめったに行きかわない
ような道を30分ほど行くと、ダムが出現。 砂漠といっても真平らなわけでなく、地形は
起伏に富んでいる。 アリゾナなどと似たような景色である。 やがてダムが見えてきた。、
ダムサイトのの下の方から放水していて、アリゾナのマーブルキャニオンのように砂漠の
中に鱒が釣れるというシチュエーションを想像し、思いがけず期待に胸を膨らませたが
ダムサイトに到着してみると、果たして大きな看板に鱒のイラストとMONSTER RAINBOW
TROUTの文字が。 「ラッキー!」しかし、ダムから流れだしている川は激流だ。 しかも川は
V字の崖の下。 運良く一人のフライマン発見。 早々情報を尋ねると下流に良い場所まで
案内してくれた。  

夕暮れが近ずく中、早々に釣りの支度して川に降り立つ。 少ないながら川原がある。
しかし依然ダムからの勢い収まらない激流だ。 ただ激流の横のタルミが結構広い。
陽は完全に山に隠れトワイライトの淡い残光が柔らかくあたりを包みだすと、それまで
静寂を保っていたタルミにライズがおこる。 メイフライやカディスが乱舞の熱狂がが
激しさを増すと、タルミのライズもそれに合わせて狂乱しはじめ、やがて100度Cに達した
熱水のごとくボイルし始めた。

その後の釣りがどんなであったか容易に想像つくでしょう。 フライを落とす、ガバッ、ビィシッ、
ギューン(これ糸鳴り)バシャバシャ。 とまあこんな具合。 興奮しながらランディングし、
震える手ももどかしくフライを素早くボイルに投げ入れ、次の瞬間には自作バンブーロッドが根元
からしなり、取り込み、投げ入れ、取り込み。 魚は皆50cmクラスである。 2人の釣り人は
魚同様に熱狂に酔っていたのだが、一番上に立つもう一人の仲間のロッドが全く曲がらないのだ。

しかし、やがて彼のロッドがしなる事になった。 HEXASTYLEのY氏だ。 この3人の
中で一番腕の良い釣り師である。 彼も私同様、自作バンブーロッドでの釣りの旅であったが
その時は#8のカーボンロッドを使用していたのだ。 最初から小物(50cmクラスも彼には
小物なのだ)など狙っていなかったのだ。 あの看板のモンスターレインボートラウトを見た
時から、彼の頭にはモンスターがターゲットだったに違いない。 彼のロッドはバットから大きく
曲がり、魚は激流をぐんぐん上って行く。 その様子に気がついた我々小物釣りの2人が声を
かける。 「デカイ!」リールが逆転しどんどんラインが上流に持っていかれる。 実際に
なすすべは無い。 川原は激流で我々3人が釣りをするくらいしかなく、魚を追っていくこと
が不可能だからだ。 やがてラインブレイク。 次のモンスターが彼のロッドを曲げた時は
もう既に暗くなり始めていた。 「鮭の頭くらいのが見えた!」というからにはおそらく
70~80cmクラス? あるいはもっと大物だったかもしれない。 同様に上流にぐんぐん
もっていかれた日には、彼がいかに釣りのエキスパートであっても手も足もでないのでした。

難しい魚を相手にした難しい釣りではありませんでしたが、この時の光景は忘れがたいもの
です。 その後アメリカ5000kmを釣りした私達はシルバークリークでもヘンリーズフォーク
でも釣りを満喫したとは言え、このサウスフォークリバーの熱狂を超える体験は出来ません
でした。 

ハリCANE vol.392

02, Feb, 2012
LAKE FISHING
今、ロッド製作のブログネタも在庫切れですので、別の話でもしてみましょうか。
私の話は大袈裟に思われるかもしれません。 経験をありのままに語るだけなんですが・・・

画像は湯湖。 テレストリアルで釣る場合の基本は半沈み状態のフライを使う。 
lakefishing_convert_20120202092346.jpg

誰だこいつ? 恥ずかしながら十数年前の私。 90kg近くあった頃ですね(笑)
さて、もっぱらウェーディングの釣りをしていましたから、フィールドは芦ノ湖、中禅寺湖、
湯の湖に通ってました。 その頃の興味深い話を一つ。

その昔、中禅寺湖は国道側に入る人は殆どいませんでした。 山側で釣りをするのが定例の
ようになっていた時代です。 有名ポイントは人気が高いので、入れないこともあります。
また、その頃はストリーマーが主流ですが、私と友人はウェットでゴロタ石の浅場を引くと
上手くすれば2つ3つ釣れたのですから、人気の無い国道側をやるようになりました。
ボックスの中は、ソフトハックル、ウェットしかありませんが、いつも各色用意してました。
その日は、ダルマ石で物凄い数のモンカゲローがハッチしてました。 しかし、水面にライズ
はありません。 沖に流れ出たモンカゲをホンマスが時折ライズはいているようです。 
しかし、モンカゲ発生するかけ上がり付近の湖面は穏やかに凪ていて、心地良い風が湖面を
撫でているだけでした。 当時はインターミディエイトラインはありませんので、タイプ1の
スローシンキング。 これだと水面下20cmくらいを引くのに適しています。 
シューティングヘッドは使用せず8’6”#5ロッド。 フルラインをウェーディングして
フルキャストを心がけての釣りです。 フルラインだとフィギュア8リトリーブが出来るの
でラインバスケットも不要です。 フライはモンカゲに合わせシナモンのポーラベアをダビング
したマスタッド3xロングの#10位のソフトハックル。モンカゲイマージャの小ぶりサイズだ。
結果は爆釣。 3時間で良型10本(ブラウン3本、イワナ1本、ホンマス1本、レインボー
5本) 他、ラインブレイク3回。 ホンマス以外は皆50cmクラス。 特に大物は上がり
ませんでしたが、ラインを切っていったのが大物だったはずです。 当時、中善寺湖でフライ
で10本は驚きの釣果です。 イワナはちょうど50cmで当時のテレビ番組「飛び出せ
釣り仲間」の魚拓コンテストに応募して5位と懸賞品を頂きました。

ところで、この話を埼玉のある有名SHOPに話したところ、場所を教えろというので
場所とモンカゲパターンで釣った旨を言うと、翌週からはそのショップのクラブが国道側に入り
始め、皆良い釣りをしたようで、国道側はいきなりクローズアップされたのでした。 その後、
私は国道側で一度も釣りをしていません。 行っても場所が確保できないくらいのフィーバー
となってしまったのです。 フライもモンカゲパターンがいきなり流行りだしたのでした。
その火付けとなったのが私であるという話ですが、 その時ショップで言った「モンカゲロー
のスーパーハッチ」という私の言葉が、その後、中禅寺湖だけでなく阿寒湖でも広く使われる
公用語のようになってしまったのには笑えます。 
 
因みに、魚はモンカゲのダンはあまり好きではないと私は思っています。今でもそう思って
います。 川でもモンカゲのダンが積極的に捕食されるのを見たことはありません。
もし、魚が好きであれば、水面上で数分もかけてのんびりと(そう思えるほど長い時間を
かけて)羽を乾かすモンカゲは皆食べられてしまい種は絶滅してしまうでしょう。 美味しい
フライ(大マダラ等)は羽化したらもたもたしないで直ぐに飛び立ちます。 ただ、モンカゲ
ダンは積極的に捕食されないけれど、イージャーは捕食されますね。 中善寺湖だけでなく
阿寒湖でもダンよりイマージャーのほうがはるかに捕食されているのが見ていても分かり
ますよね。 水面を割ってでてくるところを追っかけて食べてますからね。
 
(注)
「スーパーハッチ」という言葉は、ダグスウィシャー/カールリチャーズ共著「セレクティブ
トラウト」に使われた彼らの作った表現です。 ハッチの一番ピークとなる数日間を指して
呼ぶ言葉です。 それにひっかけ「モンカゲローのスーパーハッチ」と言った次第です。

ハリCANE vol.391

01, Feb. 2012
ABU CARDINAL 44

今年はサクラ鱒を重点的なやってみようと思う。 ロッドはバンブーロッドなのでリールは
それに合う物と言ったらカーディナルでしょ。

cardinal44_convert_20120201221703.jpg

ということで、早々オークションで落としました。 カーディナルはオリジナルと復刻版が
あり、オリジナルはかなり良い値がつく。 一方、オリンピックの復刻版はかなりお安く買える
ということで、安い方を求めました。 渓流で使用するならこの下のクラスである33が良い。
それも持ってないので、それもオークションで落とすことにします。
プロフィール

三浦 洋一

Author:三浦 洋一
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