ハリCANE vol.441

30, May,2013
刹那海

北京市故宮博物館(紫禁城)の西には大きな池が何キロにもわたり伸びている。
南海、中海、北海と名を変え、さらに北へのびている。 昔は杭州まで用水が
繋がっていたと言う。 南海には毛沢東が暮らしていた島がありますが、そこは
以前、光緒帝が政治改革を試みるも失敗に終り、西太后に軟禁された場所でもある。
光緒帝は後に砒素で毒殺されるが、皇后であった珍姫も、紫禁城の神武門近くの
井戸に投げ込まれ殺害されている。 光緒帝の後釜に西太后が即位させたのが
ご存知ラストエンペラー(愛新覚羅溥儀)だ。
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池に沿っては遊歩道が続く。 所々売店もあり、北京名物スワンニューナイ(飲む
ヨーグルト)で喉を潤した。 過去の悲惨な歴史を忘れたように静寂な時間が流れ
ていて喧騒の街中とは対照的だ。 実に心落ち着く静かで大きく緑豊かな空間だ。
池には釣りをする人の姿が見られる。 長い竿を使い浮き釣りがメインのようだが
ルアーのような疑似餌をスピニングで投げている人の姿もあった。 水は結構透明度
もあり、表層を泳ぐオイカワのような魚がしきりにライズしているが、太公望達の
獲物はどうやらフナや鯉のようだ。

空がどんよりしているのもPM2.5のせいだろう。 ただ、曇天のように見えるので
その差が良くわからない。 気温はちょうど良い季節で、池の周りを何キロも歩いた。
水を含ませた大きな筆のような物で通りのアスファルトに習字をしている人達がいる。
皆達筆である。 そんな中、目をひいたのが李白の詩「黄鶴楼送孟浩然之陵」を書いて
いる老人だ。 僕も暗記しているくらい好きな詩なので、声を上げて読んだら、老人は
嬉しそうに話かけてきた。 もちろん日本人と分かった上で声をかけてくれたはずだ。 
片言の中国語で話をすると、我々は日本人とは友達になりたいと思っているとのこと。 
尖閣諸島の問題は政府のやっていることで、日本人を憎んではいないとのことでした。


李白
黄鶴楼送孟浩然之広陵
故人西辞黄鶴楼
烟花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
唯見長江天際流
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ハリCANE vol.440

29, May, 2013
万里の長城

初めての北京一人旅。 私用の旅とは言え、二胡の購入だけで早々帰るのは勿体ない。 
せっかくだから見るものは見たい! ということで、万里の長城八達領にも行ってみた。

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万里の長城は、秦以前から存在していて、秦の始皇帝がそれらに手を加えた。 その後、明の
時代にも永楽帝が大きく手を加えた。 (画像の八達領も) 明の前の時代は元で、チンギス
ハーンで知られるようにモンゴルの遊牧民族による帝国であった。 いつまた遊牧民に国を奪
われるか分からない。 長城外からの攻撃にはいつも気を配らなければならなかったのだ。

ところで、釣りやロッドメイキングとはまったく関係ない話のように思われるでしょうから
少しだけ言い訳。 そもそもトンキンケーンを仕入れることになったわけですが、「トンキン
ケーンはバンブーロッドにが最も適しているから」という理由で使われるようになった訳では
ない。 では、中国内だけで数百種の竹が存在する中、何故トンキンケーンが使われるよう
になったのか。 

答えは簡単です。 トンキンケーンの産地が中国の最初の貿易港に近かったというのが最大
の理由だ。 産地から広州黄浦港(当時中国唯一の港)までトラックで僅か4~5時間(当時は
悪路なのでもっとかかったはずだが)という至近距離にトンキンケーンは存在していたのだ。 
そして確かにトンキンケーンは偶然にもロッドの素材としても適していたのだ。 

その当時の様子が「アングラーズバンブー」と言う本にかかれていて、それに触発されて
中国近代史に興味をもってしまい、続いて中国歴史一般、漢詩、二胡、中国語の勉強という
道まで辿ることになってしまったのです。

ハリCANE vol.439

27, May, 2013
紫禁城

北京に行って来ました。 画像は故宮博物館。 PM2.5による大気汚染
で全体が霞んでみえる。 しかしある意味で幻想的でもある。 この感じで汚染数値
150~170位の軽度汚染ではないかと思います。 毎日リアルタイムんで北京の
汚染状況をチェックしてたので、たぶんそのくらいかなと。

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しかし、実際は画像ほど霞んだ感じはなく、世界遺産を十分に満喫できました。
明時代に作られたこの王宮はラストエンペラーが退位させられるまで紫禁城と呼ばれ
その後は、故宮博物館として一般に公開されている。 その規模の大きさに訪れた人は皆驚か
されるはずだ。 長い中華の歴史の集大成ともいえるこの明、清王朝時代の巨城を最初に目に
したイギリスは、その威厳に恐れおののいたはずだ。 無いものは無いこの巨大な富める国
(民は貧しいが)は、先進国のあこがれの的であり、なんとしても貿易をしたかったはずだ。 
しかし、貿易で利を上げることができなかったイギリスは、武力的手法により強引に開港させ、
事あるごとに破壊的な行動をとって更に利を拡大していったわけですが、それもここを訪れて
みれば、なんとなく理解出来ないことでも無い気がした。 4000年以上の長い歴史を持つ
圧倒的な中華文化の絢爛を前にしたとき畏怖の念を感じたであろう。 偉大さへの恐れと嫉妬
から、さしものジェントルマンも出来ることと言えば略奪と破壊しか思いつかなかったのかも
しれない。(清への戦争行為は、ビクトリア女王のたっての希望であり、僅差で議会は戦争
を決議するが、アヘン戦争を人として破廉恥な行動であると反対した本物のジェントルマンも
半数近く居たことは付け加えておかなければならない) 
イギリスの清への戦争行為で破壊を受けたのは紫禁城だけではなく、世界で最も美しいと言わ
れる円明園もイギリス、フランス軍により完全に破壊された、それも女官300人の焼死という
犠牲を伴って・・・ ビクトル・ユーゴーもその損失を惜しんだほど美しい庭園であったそうだ。
まあ、そんな具合に中国近代史に思いを馳せながら故宮博物館の後門である神武門を出れば、
この写真を撮った景山公園だ。 李自成の農民反乱軍が紫禁城に押し入り、明の最後の皇帝、
崇禎帝は息子を紫禁城から脱出させ、娘たちは切り、皇后は自決し、自らは首を括って34年
の人生に幕を閉じたことでも有名な公園でもある。

この公園の山頂に登るには、できたら午後日没頃が良いそうだ。 紫禁城の瓦が夕陽を受け
輝き、きわめて幻想的な景色が展望できるらしい。 僕は、今回の旅の主目的である二胡購入の
為、早々に公園を後にしたのでした。

ハリCANE vol.438

11, May, 2013
ホームページ更新のお知らせ

お知らせって言ってもブログは一応ホームページから入るようになっているから
既にご存知ですよね。

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ホームページはロッド&リールとロッドメイキング(今までのページ)の2部構成。
まだロッドのページはアップしてませんが、リールからまずボチボチと・・・

しかし、今回の更新は大変時間かかりました(汗)
なんせ、パソコンには強くない僕です。 しっくはっくしながらなんとかこぎつけ
ました。 フォトショップもイラストレーターもいじれないんで、どうしてもつたない
HPになってしまいますが、自分で管理できるということは、新しい商品アップも
すぐにできますので、プロに頼まずに自分でやっているしだいです。

画像のリールは外径60mmの穴あきクラシックタイプ。 この大きさですと#2が
ベスト。 もちろんハーフカットの#3もいけちゃいますが(笑)

ハリCANE vol.437

02, May, 2013
HP更新作業中

ホームページ更新にあたり、PCを購入前の状態にリセット。 以前もやったことが
ありますが、めったにやらない作業なので、その後のフォローが大変。 何とか
連休中に更新HPのアップといきたいところです。

fuji_convert_20130502104325.jpg

埼玉県加須市玉敷神社の藤祭り

結構人気で遠くからも見物に来ます。 当方からは徒歩5分の距離なので、散歩で見て
きました。 3~6日は満開で綺麗だと思います。 天気も良さそうなので、かなりの
人出がありそうです。 

PS
屋台がたくさんでますが、かいてん焼きが美味しいですよ。
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三浦 洋一

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